ダイレクト出版株式会社
02.ロジティクス業務強化が成長の鍵
コンサルタント:亀田 剛
物流業務は、時期によって出荷量などの波があり、緊急対応事項に対する調整業務等が多く発生します。そのため自社で物流運営を対応するとなると、物流業務に労力を割くことが多くなり、その結果、販売促進活動に十分に注力できない状況となっていました。
そんな中、船井総研ロジの、物流の専門家としてのノウハウと物流企業ネットワークを駆使した物流実務提供の機能に魅力を感じていただけ、ご依頼に至りました。
船井総研ロジの3PLサービスの強みとして、倉庫の選定・移管から立ち上げ・在庫整理・出荷システム構築等々を顧客の販売戦略に合ったオーダーメイド型でのロジスティクス運営を行えるという点があります。
単一の物流サービスとしての商品の梱包・出荷のみでなく、販売促進のダイレクトメールの印刷物の手配・様々なバリエーションの資材の調達等まで自社にて手掛けて、柔軟かつスピード力の対応をおこなうことができます。その結果、荷主の販売戦略の実現を物流という領域面から貢献しています。
各ステージにおいて、良きパートナー関係として一丸となってやってきた
物流委託開始時は、物流に関する明確なルールがありませんでした。また、顧客の成長のスピードがとても速く、販売拡大に応じたモノ増加の動きに対応することは簡単ではありませんでした。成長する販売状況に応じた新しいロジスティクス体制の構築と運営を一緒になって行うことで、強い物流運営を創ることでき、数多くの困難を乗り切ることができました。これは、ダイレクト出版株式会社の社員の方と同じ目標を持って本気で取り組んだ結果なのではないかと思っています。
売上高の大幅向上と出荷対応キャパシティの拡大
物流実務時に発生する調整・手配等の付帯業務を可能な限り100%船井総研ロジで請負うことで、ダイレクト出版株式会社様が物流業務にかける必要のある工数を標準化し最小化することを目指しました。また、販売促進の手法として利用しているダイレクトメールの製作時に顧客のご要望に沿った資材提案や印刷業務等を都度ご提案・調達させて頂く事で集客力アップを後方支援も行いました。この結果、ダイレクト出版株式会社様がコンテンツの製作・開発に最大限注力出来る環境の構築ができたことで売上が5億円から60億円へと大幅にアップ致しました。
顧客の成長・拡大によってニーズは変化します。委託開始当初からの発送数増加に合わせて、作業会社などのパートナーの選定から拡大時のオペレーションの構築までをコーディネイトをして、顧客の成長に対応する事が可能な物流ネットワークを都度構築することで、対応力をアップさせました。
船井総研ロジへの委託前は10,000件の書籍発送を行っておりましたが、現在では書籍50,000件、販促DM100,000件の発送となっており、出荷数のキャパシティは大幅に増えています。
「教育で日本を強くする」を経営理念に掲げ、経営者・投資家・実業家向けの
ビジネススキルUPコンテンツを様々な形態(書籍販売・自社主宰セミナー・アプリ提供など)で
多岐に渡って製作提供を行っている。
国内外の一流ビジネスマンのスキル・ノウハウを要約して国内に発信する事で
日本のビジネス市場全体の底上げを目的としている。
コンサルティング企業が行う3PLの価値とは
委託開始当初より現在まで、保管・在庫管理・流通加工・イレギュラー対応等の物流に関わる全ての業務を船井総研ロジの内製オペレーションにてトータルマネジメントで手配・管理を実施しております。単なる発送代行請負に留まらず、荷主側の視点・事情から物流業務を捉え、ご要望は勿論ですが時々の時流に合わせた最適解を具現化する事を意識しています。そうすることで、一委託先ではなく荷主企業の成長戦略を物流面からサポートする事ができる【顧客に貢献できる本物のパートナー企業】としてあり続けることを目指しています。
from CONSULTANT
亀田 剛 / DXL推進部 部長代理
荷主企業(アパレル、日用雑貨品、通販会社など)の物流コーディネーターとして、ロジスティクス体制の構築及びマネジメント業務の代行などをおこなっている。手がける荷主企業は、物流体制を再構築したことで大きな成長を遂げていっている。戦略的なロジスティクスを提案営業した後、実効性のある実務提供までをおこなうことが可能である。
ダイレクト出版株式会社https://www.d-publishing.jp/
【所在地】大阪府大阪市中央区安土町2丁目3-13大阪国際ビルディング13F
【年商】約60億円
【従業員数】100名以上
【事業内容】
・ダイレクトマーケティング、マネジメントのコンテンツ提供
・セミナー、講演、カンファレンスの開催
・ビジネス洋書の翻訳出版