船井総研ロジ株式会社
グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント 高橋 竜二
物流コンサルティンググループのグループマネージャー。物流業界を中心に、中小・中堅物流会社の業績アップコンサルティングを展開。WEBサイトを核とした求人方法で、エリアや企業規模に関わらず、人手不足の時代でも人材採用に成功している企業を全国各地で輩出している。
平素より、当社のセミナー・研究会をご利用いただき誠にありがとうございます。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、以下のとおりご案内致します。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、弊社主催のセミナー・研究会・イベント等について、今後の感染拡大状況等を勘案し、急遽中止・延期とする場合もございます。その際は、お客様に順次メール・電話等でお知らせをさせていただきます。
ご来場されるお客様について、マスクの着用、消毒薬による手指消毒をお願いするとともに、状況に応じて体温の計測を行います。
体温計測の結果、37.5C以上の発熱があるお客様についてはご入場をお断りさせていただきますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
また、講師・運営スタッフについては、マスク着用のうえ、対応させていただく場合がございます。
なお、当社グループでは、リモート勤務、時差出勤等を実施しておりますので、ご連絡及びお打合せ等についてご理解をいただきますようお願い申し上げます。
1999年に創業。福岡県遠賀郡水巻町に本社を構え、熊本県熊本市・福岡県糖屋郡に拠点を展開。2015年は社員数35名、売上約3.7億円まで到達。しかし、人材不足のあおりをうけ新規事業の3PLを諦め、2017年は社員数23名、売上2.8億円までに縮小。今後の事業継続が危ぶまれる状況までに陥った。そこから奮起し2018年に人の採用・育成・定着に力を入れ、2019年は社員数53名、売上5億円までにV字回復した。今後はさらに地域や家族に誇れる物流企業を目指す。
有幸運輸株式会社
代表取締役社長 井上幸晴 氏
10年後、事業継続していくためには、何が必要なのか。超人手不足時代に何をすれば、人が集まり定着をするのか。
売上10億円以下の中小の運送会社が生き残っていくための船井流経営法についてお伝えいたします。
井上社長は起業する前、サラリーマンをやっており、サラリーマン時代は儲かっている経営者に対して『いつか俺も経営者になりたい』と憧れを強く持っていた。そんな中で、転機になったのが、知り合いから軽貨物事業をやらないか?という相談だった。はじめは悩んだが、『サラリーマンをやっていても今の延長線上でしかない。あこがれの経営者みたいになりたい!』と強く思い、脱サラした。それが、1999年の9月である。軽貨物事業をやりながら、いつかはトラックを持ち運送会社を始めたいと思い、一生懸命がむしゃらに働いた。
2004年に一般貨物自動車運送事業の仕事をトラック5台でスタート。ようやく会社を持てたという実感が湧いてきた。そこから、11年間毎年少しずつトラックと社員を増やし、2015年にはドライバー39名、売上3.7億までに成長した。順風満帆とまではいかないが、安定的に成長できていて、自分の生活も変わり、公私ともに順調だった。そして、これからは倉庫事業の時代だと参入しようとした矢先に、大量離職が発生してしまった。
わずか1年で12名もの退職者。。。売上も2.8億まで下がり、頭が真っ白になった。辞めていくドライバーに言われて一番ショックだった言葉が、『ここの会社にいても将来ないよね』である。会社を大きくしていくことが、社員の活躍する場を広げることにつながり、社員とその家族が安心した生活につながるはずだと思っていた。だから、会社をさらに大きくしようとした。しかし、その想いはまったく社員に届いていなかった。むしろ、未来がないとまで言われてしまい、かなりショックを受けた。
そこから何がいけなかったのか、何日も何日も考えた。ようやくたどり着いた答えが、『社員に自分の想いが伝わっていなかった(伝わっていると思っていた)』ということである。そこから、自分が変わらないといけないと強く思い、いろんなセミナーに参加し、他人の知恵を借りる重要性に気付いた。
そのいくつか参加したセミナーの中で、一番衝撃を受けたのが2017年に参加した船井総研ロジ(当時:船井総研)の採用セミナーだった。参加する前は、人手不足の時代にバンバンドライバーが集まるという触れ込みに対して、非常に懐疑的だったのを覚えている。しかし、その時のゲスト講師が、同じ県内の同規模の運送会社さんだった。毎年10名以上社員を増やし成長していた。非常に刺激を受けた。実際にそのゲスト講演をした社長の会社に訪問し、何をしているのかを詳しく聞いた。
そこで学んだことは、すぐに実践した。採用で重要なことは、圧倒的に応募数を確保することだった。やはり少ない応募者の中から自社にあった方を採用するのは難しい。応募数を確保することに力を入れ、2年間で600名の応募を獲得することができた。また、応募から面接までの流れを整え、即対応・丁寧な面接を心がけ、求職者に選ばれる企業を目指した。入社後は、教育体制を構築して、添乗指導員の専任化、添乗指導後のフォローアップを行ない、初期の定着率を高めることに成功した。また、長く働いてもらえるように、社員アンケートを行ない、そこから出てきた意見を管理職と話し合い、改善を図った。そのおかげで、他社よりもよい環境で働けるということが口コミとなり社員紹介が増えた。
スマホ対応したホームページで求職者が見やすいことを意識。
SNS(Facebook)の更新にも力を入れ発信力を高めている。
2019年からはYouTube投稿もスタート。社内ユーチューバー誕生!?
アンケート結果まとめ
改善内容一覧
この2年間で、今までの採用・育成・定着のやり方を試行錯誤しながら、大きく変えてきた。本当に取り組んでよかったと思っている。今では、たくさんの社員に恵まれて、新卒採用にも力を入れられるようになってきている。どん底から2年で6億へ売上アップすることができた。
まだまだ、改善すべき点はあるが、2017年の大量離職の時と比べて、仕事の幅は広がり仕事の中身もよくなった。社員の笑顔が増え、一体感が生まれている。会議の時は管理職から前向きな意見がたくさん出てきて、同じ方向に向かっているという実感がする。業績が伸びても、あまり贅沢はするほうではないが、一眼レフのカメラを買った。そのカメラで社員の笑顔を取り、FacebookやYouTubeにアップするのが楽しみである。今後も、社員が安心して働ける環境(安定した仕事・事業規模・財務的に強い会社)を目指していきたい。今年は、社員満足度が地域一番の会社を目指す!と社員に対して新年会で伝えた。
今、運送業界を取り巻く悩みは様々ありますが、その課題の解決につながるキーワードは、採用・育成・定着の3つです。この3つにフォーカスすれば、必ず事業存続・拡大します!
ここまでレポートをお読みいただき、ありがとうございます。私は船井総研ロジの高橋竜二と申します。
有幸運輸の井上社長のお話にもあったように、超人手不足時代で、中小運送会社が生き残っていくためには、採用・育成・定着を強化し、安定的に人を確保していかなければなりません。その理由とポイントを簡単にご説明いたします。
船井総研ロジ㈱ 物流コンサルティング部
グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント
高橋 竜二
国土交通省の貨物自動車運送事業者数の推移によれば、2006年から2016年にかけて、50台以下の運送事業者が減少し、50台以上の運送事業者が増加しています。なぜ、50台以上の運送事業者が増えているか。
それは、高止まり・上昇し続けるコスト(燃料、車両、人件費、安全対策費)を吸収し、利益を確保するためには、規模をある程度大きくしないといけないためです。その境界線が車両台数50台(売上5~6億円程度)ということが、この数字を見て推測できます。
多くの運送会社が、残念ながら間違った採用手法を行なっています。下の図の左側「一般的な採用方法」をやっている運送会社と「自社ホームページ集客型リクルーティング」をやっている運送会社とでは、HPのアクセス数と応募数は100倍も違います。
上で説明した内容と少し重なる部分もありますが、有幸運輸様のようにドライバーをバンバン集めている会社はINDEEDで検索する前に求職者の囲い込みをしています。
未経験者が即戦力化する仕組みづくりができていない会社は今後生き残っていくことが難しいでしょう。なぜなら、ドライバーの平均年齢は上昇し、48歳~50歳程度になっていますので、経験者採用しかできない企業はじり貧になっていきます。
よって、若い人材を確保するためには、未経験者採用に力を入れないといけません。未経験者を即戦力化するポイントは、①座学指導②添乗指導教育③指導教育の管理体制の強化です。
定着率を上げるために、重要なことは管理面の強化と管理職の育成です。添乗指導員を専任化し、添乗指導がしっかりと実施されているのか管理する管理者を置き、新人の方が一人前になった後も、日常的にサポートできるような体制を整えなければ、定着率は向上しません。
自社でドライバーを確保できない企業は淘汰されてしまう。
だからこそ、ドライバー採用・育成・定着を強化しましょう!
ここまでレポートをお読みいただきありがとうございました。ますます人手不足が深刻になり、小手先のテクニックだけでは、人が集まらなくなってきました。
INDEEDを使っているけど、ホームページをリニューアルしたけど人が集まらない。そういった声をよく耳にします。もしかすると、理由は、今取り組んでいる内容がすでに時代遅れになっている可能性があります。今の時代、情報の流れは非常に早く、情報を制した企業が勝ち残ることができます。
実際に、我々はINDEED活用のセミナーを2014年の6年前からお伝えしています。しかし、実際に業界全体が取り組み始めたのは、2~3年前です。今回のセミナーでも最新の事例をお伝えしますので、他社の3年先の取り組みを先取りできることを保証いたします。
船井総研ロジ株式会社
グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント 高橋 竜二
物流コンサルティンググループのグループマネージャー。物流業界を中心に、中小・中堅物流会社の業績アップコンサルティングを展開。WEBサイトを核とした求人方法で、エリアや企業規模に関わらず、人手不足の時代でも人材採用に成功している企業を全国各地で輩出している。
講座1
有幸運輸株式会社
代表取締役社長 井上幸晴氏
有幸運輸株式会社の代表取締役社長。1999年に創業し、福岡県遠賀郡水巻町に本社を構え、熊本県熊本市・福岡糟屋郡に拠点を展開。地域で一番の社員満足度が高い会社を目指して、採用・育成・定着の仕組みづくりを行っている。たった2年間で600名の応募を集め、V字回復からさらなる業績アップに成功している。
講座2
船井総研ロジ株式会社
チームリーダー 佐々木 純平
※東京・福岡会場で講演
船井総研ロジ株式会社
チームリーダー 松尾 一志
※大阪会場で講演
講座3
船井総研ロジ株式会社
グループマネージャー エグゼクティブコンサルタント 高橋竜二
講座4
セミナー開催場所・概要 | ||
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東京 | 2020年3月11日(水)13:00~16:30 | オンラインにて無料生配信 |
大阪 | 2020年3月18日(水)13:00~16:30 ※ゲスト講座は東京会場のビデオ放映になります。 |
中止 |
福岡 | 2020年3月27日(金)13:00~16:30 | 中止 |
対象 | 運輸・物流業の経営者様 | |
参加費用 |
無料 「ロジスティクスプロバイダー経営研究会」・「LPSパートナーミーティング」・「社長ONLINE(旧FUNAIメンバーズPlus)」の会員様は、会員価格にてご参加いただけます。 |
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主催 | 船井総研ロジ株式会社 | |
申込締切 | 2020年3月10日(火)まで | |
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事業継続・拡大のための
ドライバー採用・育成・定着手法大公開セミナー
船井総研ロジは、2013年からドライバー採用・定着・育成に力を入れ、全国で500回以上の講演を行っています。ハローワークの正しい書き方やINDEEDとホームページを活用した採用手法、自社主催の会社説明会など、毎回最新の事例をお伝えしています。
船井総研ロジのセミナーは机上の空論は一切ありません。すべて、全国の中小物流企業で成功した生の事例をお伝えしています。毎年、主催セミナーは、毎回最新の事例をお伝えしています。また、2019年10月には、「物流会社の人材採用の教科書」を出版させていただきました。